再就職が失敗する原因6つ
再就職活動は以下のような原因で長期化したり、再就職が決まっても長く働き続けられなかったります。
再就職の失敗原因①辞めてから考える
再就職を考えるきっかけが早期退職優遇制度である場合、決断を急ぐのはおすすめできません。
まずは辞める前に自分自身のスキルや経験の棚卸しをして、転職市場における自分の価値を把握する必要があります。
そうしないと予想以上に再就職活動が長期化し、「当面の資金になる」と考えていた退職金がどんどん減ってしまう可能性があります。
再就職の失敗原因②闇雲に応募する
「自分の年齢で雇ってくれるところはなかなかない」
「採用してくれるのならどこでもいい」
上記のような気持ちになって、闇雲に応募するのは辞めましょう。
たしかに若い年齢の転職活動とは異なり、40代・50代以降の再就職は狭き門となるでしょう。
だからと言って「どこでも」というスタイルで転職・再就職活動をしてしまうと、体力的にきつい仕事に就いてしまい、結局長く働けない可能性もあります。
「人生のターニングポイントとなる仕事選び」と捉え、優先事項を定めて応募先を選ぶようにしましょう。
再就職の失敗原因③就職サポートを活用できていない
中高年の再就職活動で重要なのは、情報収集の場です。
会社のアウトプレースメントサービス(解雇する社員の再就職支援サービス)を活用する予定だとしても、過度な期待は厳禁。自分自身で積極的に情報をとりにいく必要があります。
代表的なのはハローワークや転職サイトでしょうが、年齢に応じたサービスを使うことも重要です。
そうしないと若い世代も応募する求人ばかりで不利な立場になることも。仕事選びにあまり時間が割けない場合は、中高年向けの転職エージェントの活用も検討しましょう。
再就職の失敗原因④客観的に自分の市場価値を把握できていない
これまで一度も転職を経験していないと、一つの組織での評価しか得られていません。
その評価と転職市場での評価に解離があると、再就職先候補から提示される給料に戸惑うことも。
その中で前職と同様の待遇を求めすぎると、選択肢を狭めてしまいます。自分のスキルや経験の棚卸をして、転職市場での価値を受け入れる必要があります。
再就職の失敗原因⑤採用側の気持ちが理解できていない
自分の前職での立場・勤続年数・年齢だけを考えると、前述したような転職市場との解離に戸惑うことになります。
そうではなく「いまの自分にはどのようなスキル・知識・経験があり、これらを求めるのはどのような会社か?」と考えましょう。
そのような採用側の気持ちが理解できると、実際に面接に挑む際も、採用側が聞きたいことを伝えられるようになります。
再就職の失敗原因⑥優先順位をつけられない
あなたが再就職先に求めるものは何でしょうか。「十分な収入」でしょうか。それとも「やりがい」や「ワーク・ライフ・バランス」でしょうか。
このような再就職先に求めるものを箇条書きにし、優先順位をつけていきましょう。また「これだけは絶対に必要だ」という最低ラインもつけておくといいでしょう。
そのような転職・再就職活動の軸が定まれば、満足感の高い再就職先を見つけられる可能性が高まります。
再就職の失敗原因⑦家族の事情を考えない
家族の事情を考えずに退職を決めたり、再就職先を決めたりすると、長く働き続けられないきっかけになります。
これまでの働き方を踏まえて新たなチャレンジをするのであれば、それを家族に相談し、理解を得ましょう。
家族のライフイベントも踏まえたキャリアプランを練る必要があります。